駒場(小浜)

  古くからの口碑によると、古代駒場は「小浜の里」と呼ばれていた。

 灯台、波木松の地名や極楽寺の近くの貝塚等にて、かっては海に面して

 いたことは確かである。

 東海道が開通したのは、757年、孝謙天皇の時である。この街道が「吾

 儒街道」であり、のちの「鎌倉街道」である。(鎌倉時代1200年頃に

 はすでに鎌倉街道と呼ばれていた)

 当時「小浜の里」の人口は100~150人程であったであろう。

 徳念寺が1503年に本願寺派の小浜道場として発足している。徳川時代

 に池鯉鮒が宿場として栄え、馬市も盛大に開かれていた、おそらく「小

 浜の里」にも馬がつながれていたことであろう。

 現在の「駒場」となったのは1510年以降、徳川時代とおもわれるが正

 確な年代は不明である。